眼科診断には必要不可欠な存在

眼の網膜にある黄斑部や視神経乳頭の断層像を、短時間且つ高解像度で撮影・解析が可能な器械で、眼科診断には必要不可欠な存在です。当院ではカールツァイス製の高スペックモデル、シラスHD-OCT5000を導入しています。

● 黄斑部疾患や、早期から進行のみられる緑内障までフォローが可能となっており、早期発見・早期治療を期待できます。

従来では分からなかった黄斑の断層面が観察でき、診断や治療効果の判定に役立ちます。

緑内障診断で最も重要な視神経乳頭陥凹がコンピューターで測定でき、経時変化も追えます。

● 活動のある血管ネットワークを可視化するAngiography機能も搭載した最新機種となっています。

Angiographyは網膜毛細血管の血流をOCT信号で捉える新しいOCT技法です。血流循環に関連する疾患、異常血管、新生血管、毛細血管瘤などを、造影剤を用いずに非接触・非侵襲的に取得できます。また、網膜内層別解析で各層の血流を表示できるため、病態の構造を解明する検査としても有用です。